ダニエル、図書館へ12 [ファンタジー]
するとメアリーは、「そのために、わざわざ行ってくれたのね。ありがとう。」
「さあ、続きを始めよう。」と言いながら、ルークをナイトの近くへ進めた。メアリーは、クイーンをビショップの前へ、進めた。次のターンにもし、ダニエルが気付かなければ、ビショップはメアリーのものになるのだ。そして、とうとうダニエルは気付かなかった。しかし、今度はダニエルが、クイーンをキングと1マス空けたところに進めた。「チェック」とダニエルは、言った。でも、メアリーは、横の列に動かした。

ダニエル、図書館へ11 [ファンタジー]
一方、ダニエルと、メアリーは、ダニエルの部屋で、チョコレートのおまけのカードを見ていた。見終わって、チェスを始めた。しかし、始めて10分もしないうちに、ダニエルはふと、何かを思い出して、メアリーにここで待っててと言い、1階のお母さん達のいる所へ、かけおりていった。「ねえねえ、お母さん。メアリーがねるところは、どこなの?」「そうねえ、教えてあげられないものねえ。…そういえば、2階の南側の角の客間が1部屋空いてると思うけど。きれいなシーツ1枚ぐらいなら、あると思うし、暖炉に火をつけて、小さい小枝を一本ランプの中へ、入れれば手元もあかるくなるし、大丈夫なんじゃあないかしら?」「そうだね。」急いで2階へ、かけあがってメアリーにこの事を伝えた。

ダニエル、図書館へ10 [ファンタジー]
ダニエル、図書館へ9 [ファンタジー]
「ううん、いいんだ。ああ見えて本当は、おばあちゃんすごくうれしいんだ。」「それならいいけど。」「ところで、おばあちゃん、この変なにおいなあに?さっきからずっと気になってるんだけど。」「そうねえ、そういえば、鍋の方からすごいにおいが、するわねえ。」とお母さん。「こんばんは、おじゃましてます。あの、ちょっと用事があって…」「ええ、話は、きいたわ。」「え?どういう意味?」「聞き耳を立てる呪文を使って聞いたのよ。」

ダニエル、図書館へ8 [ファンタジー]
「はじめまして、メアリー・スティングスです。ダニエル君とは、図書館で知り合ったんですけど、ワグロナーの事を調べてると言うので、手伝ってあげようかなと思って、家まで来たんですけど。今晩泊めてもらえますか?もちろん、母や父には、言ってあります。
」「まあ、とりあえずおは入んなさい。」「ダニエルや、あんたのママやパパが知ったら何と言うでしょうね。」「分かってるよ。今度から、気を付けるから。」「ごめんなさい。来ちゃいけなかったかしら。」

ダニエル、図書館へ7 [ファンタジー]
と言って、その本を借りて図書館を出た。近くの公衆電話を、見つけるとメアリーはその中へ、かけこんだ。「どうしたの?」「家に電話するだけよ。」10分後…「あなたの家に泊まっていいってママが言ってたわ。事情を説明したら、分かってくれたわ。」「ぼくは、おばあちゃんや、家族がなんて言うかなあ。」家のドアを開けると、おばあちゃんが、暖かく出迎えてくれた。「おかえり、ダニエル。おや、そちらのお嬢さんはだあれ?」

ダニエル、図書館へ6 [ファンタジー]
ダニエル、図書館へ5 [ファンタジー]
「だろうね。だって、さっきものすごく怒鳴られたんだけど、周りの人すごく嫌そうな目で見ていたからね。きっと、周りにいた人達、自分がサントロピウス学校にいたとき、嫌な目にあったからじゃないかな。」「ほかにも、医務主任、教務主任などの先生もいるのよ。」「ふーん。」「ところで、あなた何を調べているの?もし良かったら、お手伝いしましょうか?私は、もう用件がすんだから。」「本当?じゃあお願いするね。実は、僕ワグロナーや、スピリット卿、また二つの関係なんかを調べてるのさ。」「うーん、それは難しいわね。そういう本は、ほとんど閲覧禁止の棚にあるのよ。でも探してみましょうよ。きっと、いい本が見つかるわ。」

ダニエル、図書館へ4 [ファンタジー]
ダニエル、図書館へ3 [ファンタジー]
最後の、借りられた日付を見ると、100年前だった。手始めに、一番分厚い図鑑のような本を、手にとってわ行を探し、そのなかから、ワグロナーという文字を探した。しかし、みつからなかった。次の本を取ろうとして、手を伸ばしたその時、手にいなずまがはしり、届かなかった。「その本は、閲覧禁止じゃ。二度と、その本に手を伸ばしては、ならんぞ。分かったか!」と怒鳴り声がした。ダニエルは、しぶしぶその本を元の場所にもどした。残念だなあと思っていると、後ろから、誰かが話しかけてきた。










